私の国際交流 ① デンバー その1 デンバーという都市、入国審査

デンバー

デンバー

 

デンバーという都市

米国コロラド州の州都デンバーは、私にとっては米国東部ニューヨークともに大変関連のある都市である。
ニューヨークは、1985年から1991年まで6年余海外赴任生活、その帰国直後からデンバーは、仕事の関係で1991年から2015年まで26年間、年5-6回のペースで訪問していたので、いろいろ詳しくなる訳である。

デンバーは、コロラド州中北部、ロッキー山脈の東側山麓に位置し同州の政治、経済、文化の中心都市で人口は約60万人、周辺のコロラドスプリング、ボルダー等10郡の広域都市圏の合計の人口は約310万人に達する。同州の西側にはロッキー山脈が南北に貫いており、州全体の平均標高が全米で一番高い山岳地帯の州である。

デンバー市は標高1600メートルに位置し、米国では「マイル ハイ シティ」と呼ばれている。アメリカは、いまだにメートル法を採用してない世界で数少ない国の一つで、1マイルが1,609m、デンバー市の標高がだいたい 1マイルであることから、こう呼ばれているのである。

デンバーの気候は、年間300日は晴天と言われていて1年を通じて乾燥していて夏場でも日陰に入れば快適である。冬場は、雪は降るが何日も降り続くという事はあまりない。ヴェイル、アスペンという米国屈指のスキーリゾート地へも車で2,3時間という近さである。夏場もロッキー山脈国立公園に同様に2,3時間のドライブというアクセスの良さから、年間を通じて観光客に人気のスポットである。

基幹産業の企業も多いが、乾燥している地域ゆえ航空宇宙、IT産業の企業も多く、また地震もほとんど無いので、西海岸からの企業、人の流れも多く、デンバーはますます発展している感じです。農業、牧畜業に関連して西部劇で目にするウエスタン文化も根強く残っているのが、この地の特徴と言えます。
マイルドな気候、豊富な自然、超大都市に比べれば割安の物価等々で、デンバーは、アメリカ人にとって住んでみたい都市の上位に位置する人気都市との事です。

成田からデンバーに行くには、長年必ず西海岸のシアトル、サンフランシスコ、ロスアンジェルス経由で行く必要があった。西海岸からデンバーまでは、米国国内線で2時間半くらい、もっともっと遠いシカゴ、アトランタ、ダラス、ニューヨークまでの成田からのノンストップ直行便があるのに、なぜ成田デンバーの直行便がないのか長年不思議であった。

それが、この標高1600メールの高地にデンバー空港が位置している事が影響していたのである
成田からデンバーの行きは良いとしても、問題は高地で酸素の薄いデンバーからの離陸である。距離からいっても採算からいってもボーイング777や747等のジャンボ機を運行させる必要があるが、デンバー空港で離陸時に酸素濃度が低いため相当量のジェット燃料を使う必要があり、ようやく離陸したとしても成田までジェット燃料が持たないのが問題であったのである。確かに他の都市の空港はデンバーほど高地には位置せず、デンバーとは条件が違うのである。

ボーイング社が787という燃費に優れた航続距離の長い新鋭機を完成、2013年6月からユナイテッド航空が成田デンバー間のノンストップ直行便の運行を始めた事により、成田からデンバー間は所用時間約10時間30分、デンバーから成田間は約12時間30分となった。以前は、成田サンフランシスコ等米国西海岸まで約9時間半、そこで入国審査の長い列、そしてだいたい2時間から3時間後の国内線でデンバーまで更に約2時間半、合計14時間から15時間かかったのである。

要は、直行便の方が3-4時間時間がセーブできる上に、乗り継ぎがスムースに行くとは限らないので、ノンストップ直行便の利便性は、比べ物にならない。

入国審査

デンバー国際空港に到着してチェックインした荷物を受取り、入国審査。日本のお客様5-10名をお連れして入国審査を受ける時は神経を使った。入国の目的を聞かれたりたりするのであるが、日本のお客様は、ネイティブの英語に当然慣れてなく、入国審査官の質問に全く答えられない事が多い。私が「同じグループ。通訳するから」と後続の列の途中から叫んでも、「お前はそこにいろ。だいたい入国審査は、個人個人で行うのが原則だから」と追い払われる。手に持った携帯のマイクで入国審査所属の日本語通訳者を呼んだりしてる。

そのくせ夫婦で入国審査を受けるときに、気を利かして一人ずつ入国審査官に対応してもらおうとすると、「お前らは夫婦か?」と聞いてくる。「そうだ」というと、「夫婦は一緒でなければいけない。」と一緒に来いという。
入国審査官との対応は、英語に慣れてない人には大変と思い、ある時から事前に英文の行動予定表を作って各自に渡し入国審査官に見せる様に指示したところ、その後スムースに行く様になった。

レンタカー会社

入国審査も無事終わり、空港からホテルに移動する訳であるが、ここから滞在中通して事前に予約済みのレンタカーの使用となる。空港のターミルから表に出て、レンタカー会社の循環バスの乗り場まで移動する。Avis、Hertz、Budget、Dollar、Alamo等々のバスが、頻繁に循環している。デンバー国際空港は、1995年に現在の地に置き換わった広大な敷地の米国最大の大空港で現在滑走路6本で運用されており、とにかく広いので、空港からレンタカー会社まで、この循環バスで5-10分位かかる。ちなみに、この循環バスは無料である。

到着したレンタカー会社の事務所で、レンタカー使用の手続きするのであるが、本人の確認としてパスポート、そして当然運転免許証の提示が必要となる。国際免許証と日本の免許証両方を提示すると、国際免許証に見向きもしないで、日本の免許証の提示が求められ、それに基づいて氏名、住所、有効期限の確認等がなされる。当然日本の免許証は、これらの情報が漢字で、有効期限に関しては西暦でなく元号で記されているので、口頭で英語で説明する。有効期限に関しては、西暦と元号併記が2019年3月交付分から警視庁で始まったとの事であり、今後はレンタカー会社への説明が楽になる。

米国への短期訪問者が運転する場合、あくまでも携帯が必要なのは日本で発行された有効な日本の免許証であり、国際免許証が無くても米国の多くの州で合法である様である。国際免許証は、その翻訳版に過ぎないという解釈に基いている様である。レンタカー会社でも絶対に必要なのは、有効な日本の免許証とパスポートである。米国だからと国際免許証だけ持っていくと、レンタカーも借りられないし、例え友人の車を借りて運転しようとしても国際免許証だけでは違法となる。とはいえ、国際免許証は持参すべきと思う。米国で万が一に事故とか何かトラブルに遭遇した場合英文の書類は当然役に立つと思うからです。