私の英会話勉強法⑧ <日本語脳と英語脳>

英語脳

日本語脳と英語脳

英会話は、専門の本で学習したり、ラジオやTVの英会話講座、英会話学校に行ったり、オンライン英会話、ネットでYouTubeの動画みたり、中には語学留学したりいろいろな方法で学習できます。ところが、過去にいろいろな方法で英会話を学習されて、実際に英語がネイティブの欧米人と英語でコミュニケーションを取ってみると、思ったよりうまく聞き取れない、うまく話せない等、思ったより自分の英語力が伸びてないのではと感じる方は、けっこう多いと思います。

我々日本人が英会話を学習する時、我々の頭脳の中に既に形成されている言語をコントロールする日本語脳で英会話を行おうとするとなかなかうまくいかないと私は思います。日本語脳を使うと、英語を喋ろうとする際まず日本語を英語に翻訳してから話す、また英語を聞いてもまずその英語を日本語に翻訳しているので理解に時間がかかってしまい、欧米人の様に会話がスムースに行かないのです。

しかし日本語脳で、英語を理解しよう、英話を話そうとするのは、無意識にそうなってしまうし自然な流れです。我々は、通常日本語脳しか持っていませんから。我々は、何か新しい英語の言葉や言い回しを理解し、覚えようとすると、当然我々の頭脳すなわち日本語脳でその概念を理解し覚えようとしますが、その時その新しい英単語や言い回しを翻訳し日本語に置き換えて理解しようとします。「そんなんだ。この英語は日本語ではこういう意味なんだ。なるほど。」と解って、確かに心地が良いのです。

また長年の日本の学校での英語教育では英語で読むことと書くことを重点に教えてきました。そして当然のことながら、英語を読んで理解する時は、日本語脳を使って日本語に翻訳して内容を理解し、書く時も日本語脳を使って日本文を英訳して英文を書いてきました。

ところで原点にもどって、我々日本人が日本語で会話する時は、どのように脳がかかわって会話しているのでしょうか。皆様感じられているように、我々が日本語をこれから喋ろうとする時、脳の中にこれからしゃべろうとしてる日本語の全文章なんか具体的に浮かんではいません。その時瞬時になにか頭の中で考えて、そのなにかがこれから喋ろうとする時に脳のどこからか日本語の単語を引っ張ってきて、自動的に文章まで作成して口に喋らせる。それらを瞬時にやる。人間の脳の能力ってすごいですよね。この一連のコントロールの働きをするのが、日本語脳と思うのです。この日本語脳は、なにか音を聞いてもそれが言語かどうか判断して日本語と解れば、瞬時に働いて日本語を頭の中に入れてくれるので、何を言っているのが解るというのが、私の思う日本語脳の働きと思います。

英語を読んだり書いたりする時は、日本語脳を使っても良いとしても、会話で英語を聞く時や喋る時は、相手が存在するコミュニケーションの場ですので、その日本語脳で英語から日本語へ瞬時に翻訳させて聞いたり、また日本語から英語に瞬時に翻訳させたうえで英語を喋るような複雑な事をする事になり、日本語脳に大きな負担がかかってしまいます。

そこで別個の英語脳みたいなものを我々の頭の中に造ってその英語脳で英語を直接聞くなり、直接喋るなりしたらスムースに英会話ができるのではないかと思うのです。我々日本人が母国語の日本語脳を持っているように、アメリカ人やイギリス人は当然母国語の英語脳を持っていて、我々が日本語脳を使って日本語をスムースに聞いたり話したりすると同様に、彼らも英話をスムースに聞いたり、話したりしているはずです。

英会話の学習は、究極この英語脳を自分の頭の中に造っていくための訓練と思えば、あなたの勉強法も変わっていくと思います。簡単に言えば、あなたにとって新しい英単語を覚えるにしても、その意味、スペル、発音を英語だけで覚えていく。あなたの英語脳がまだあんまり育ってなくて、英語だけで新しい英単語の意味を理解し覚える事ができないのであれば、日本語脳の助けをかりてその意味や概念を理解するのはいいのですが、一度解ったら、もう日本語は一切使わない様に覚えていく訓練をしていくということです。
その新しい英単語、フレーズの意味を説明するにしても英語脳を使って英語だけで説明できる様に訓練する。この時、同じ意味や近い意味や反対の意味を持つ英単語を使って説明すると良い訓練となります。

あなたの頭の中にいままでなかった英語脳を造るのですからそれはそんなに容易いものではありませんし、こつこつ地道に毎日短時間でも英語脳を作る練習を続けなければ作っていくことはできません。
英語脳で英語を覚えていくと、ある単語やフレーズの意味が解っているのか、不安になる事があるかも知れません。あなたは、その時自然に日本語脳でその心配をしているのです。
その時英語脳を使って、その単語やフレーズの意味を英語で表現してみてください。それができたら心配いらないはずです。

コメント